[2018-38]約30年のときを経て編み出された超大作「大菩薩峠」に込めた思い【読書レビュー#152】

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大菩薩峠といえば日本の秘境100選に選ばれている、山梨県の峠だそうです。

が、今日は山の中の峠ではなく小説です。
って読書ブログだから当たり前ですかね 笑



読み始めてから一年くらいかかりましたかねぇ。
ちょっと定かではないんですが、去年1年間の読書記録を見返してみますと、
最後に青空文庫で読んだのが斜陽で、それ以降からずっとここまで占領されていた、
ということになります。
斜陽の読み終わりが5月6日だったので、1年以上、ということですね。

wikiによると、1913〜1941年の28年にわたって、いろんな新聞に連載されていたようですね。
で、世界一ではないもののそれに肩を並べる超大作、しかも未完です。
Wikipedia:「大菩薩峠」参照

幕末の時代を舞台に、さまざまな人間模様を描いたストーリーが同時並行して展開され、
ときに絡まり、交わり、また離れて、そしてまた絡まり…と延々と展開していきます。

それぞれに個性ある人物が登場し、読み手としても色んな感情が生まれて消えていく中で、
同じ人物に対してもときには共感したり、反発したり、はたまた感嘆したり…
生々しい人間の本質が描かれている作品です。

wikiには机竜之助が主人公、なんて書き方をしているんですが、
果たして「主人公」という呼び方が適切なのかどうか。

この項目を記述をした人間がホントにこの作品を読んだのか聞いてみたいですねぇ。
確かに一番最初に物語はそこから動き出すんですが…

まぁそんなことはさておき、中里介山、どういう思いでこの先を展開し、
完結させようと思っていたんでしょうか。
著者本人も無念でしょうが、読者としても是非とも完結して欲しかったなぁ、と。


これがタダで読めるなんて青空文庫、偉大です。


大菩薩峠
読了日: 2018年5月14日

(なんとこちら、一冊に収まってるらしいです!)

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